「通訳のための翻訳コース」の課題にどのようにして取り組んだらよいのか、というご質問がしばしば寄せられますので、HPにご紹介することと致しました。

 

いくつか取り組み方をご提案致しますので、ご自分に合った方法を選んでください。

 

取り組み方1(スタンダードな方法)
① 最初ざっと原文に目を通す
② キーワードや固有名詞をチェックし、必要に応じてリサーチを行う。

自分自身が不得手な分野、或いは全く知らない分野であれば、関連知識を含めてリサーチする。

(通訳の事前準備に相当する)
③ その後、原文を口頭でサイト・トランスレーションをしながら、同時にキーボードで文字を入力する。
④ 口語訳を入力し終えたら、PCモニター上で誤字や変換ミスなどをチェックする。

⑤ 仕上げとして、入力した文章全体をチェックし、必要に応じて訂正等を行う。

 

 

取り組み方2(通訳の実践を意識した方法)

① ② は上記に同じ。
③ 原文を見ながら口頭でサイト・トランスレーションを行い、その音声をICレコーダ(スマートフォンの録音アプリでもOK)等で録音する。

④ 上記の録音を再生しながら、キーボードで音声内容を入力する。

⑤ 入力し終えたら、PCモニター上で誤字や変換ミスなどをチェックする。

⑥ 仕上げとして、入力した文章全体をチェックし、必要に応じて訂正等を行う。

 

 

取り組み方3:(通訳学習に慣れていない方向け)

① ② は上記に同じ。

③ 課題の文章を音声だと想定しながら翻訳(口語訳)をする。

④ 口語訳を終えたら、PCモニター上で誤字や変換ミスなどをチェックする。

⑤ 仕上げとして、入力した文章全体をチェックし、必要に応じて訂正等を行う。


どの取り組み方にも共通している点は、事前のリサーチにはいくら時間をかけてもかまいませんが、翻訳にかける時間は「実務翻訳」よりもぐっと短くなるということです。